会社案内パンフレットの制作・設計・デザインとマーケティング
会社案内パンフレットを使ったマーケティングについて解説してみようと思います。
会社案内パンフレットを制作するにあたり、マーケティングを考えた上で作り込む必要があります。マーケティングを考えるとはつまり集客効果をちゃんと設計するということです。
会社案内パンフレットはどこでどのように使うのか、誰に見てもらうものなのか、そういったことをまず考えてみます。
例えば、リフォーム会社の場合、お客さんからの資料請求があった際に送る資料として使ったり、お客さんとの商談の際に会社案内パンフレットを見せながら説明したりします。
また、製造業の下請け会社の場合、取引先の企業に商談に行く際に使ったり、新規営業に行く場合も会社案内パンフレットを見せてどういった会社で何を商品として持っているのか、何に強いのか、そういったことを説明する際に使います。
会社案内パンフレットで伝えるべきメッセージ
会社案内パンフレットをどこでどのように使うのかが想定できたら、次は内容をどうするか、何を掲載するべきなのかということですが、ここが一番重要で、ただ単純に会社概要を載せればいいというものではありません。
ありがちなのが、社長挨拶や企業理念などをページを割いて大げさに見せたり、とにかく情報を詰め込んで文字ばかりの内容にしてしまったりしてしまいます。
社長挨拶や企業理念などはほとんど読まれないですし、文字ばかりの紙面のものはよほど興味がない限り全部を読んでもらうことはできません。
紙面のデザインとしては、写真と文字がバランスよく綺麗に配置されていないといけません。まずは読みやすいデザインにということです。そして内容としては一番重要なメッセージをとにかく目立つように表紙や最初のページなどでドカンと載せて、さらに商品やサービスの具体的な内容を分かりやすく、くどくならないようにこれもバランスよく載せなければいけません。
重要なメッセージとは何かというと、
「誰に向けた、どんな商品サービスを提供している、何に強い会社なのか」
ということを謳ったキャッチコピーのことです。
会社案内パンフレットは営業の武器である
とにかくキャッチコピーが大切で、例えばリフォーム会社の場合、リフォームを考えている人がターゲットになると思いますが、その中の年齢層や単身者なのか夫婦なのか、子供はいるのか、などを絞って、さらにリフォームの中でも何に強いのか、そういったことを説明したコピーが理想的です。
そして、そのキャッチコピーを捕捉するように商品・サービスを紹介していきますが、ここもある程度簡潔にして、あまり込み入った内容までは載せる必要はないと思います。じっくり読む人はあまりいないからです。
じゃあなんで会社案内パンフレットは必要なの?いらないんじゃないの?と思われた方もいるかもしれません。
でも、実は会社案内パンフレットがあるのとないのとでは信用度が全く違ってきますし、手ぶらで営業に行くのと、会社案内パンフレットを持参して行くのとでは。営業マンのモチベーションや営業トークの質も違ってきます。
つまり会社案内パンフレットは営業の際の武器と言えます。武器なしでは戦えません。
会社案内パンフレットは簡潔に
この武器をちゃんと研ぎ澄まして作れば営業力は格段に上がります。
例えば、上の写真は解体業の会社案内パンフレットですが、お客さんの立場に立った場合、このパンフレットを見せられた会社とパンフレットがない会社とではどちらに仕事を頼むでしょうか。他の要素を考えなかった場合、パンフレットがある方に頼もうと思うのではないでしょうか。やはり信用度が違いますね。
そこには見た目のデザインも大きく関わってくるのはいうまでもありません。綺麗でかっこいいデザインとダサいデザインとでは会社の印象は全く違ってしまいます。
ということで会社案内パンフレットは営業の重要な武器になりますので是非慎重に制作して上手に活用することをお勧めします。