世の中のもの全てデザインだ。
世の中に存在しているものは全てデザインが行われており、
一切見た目にこだわっていないように見えたとしても、
使いやすさを追求したデザインが施されています。
しかし、特別な感じを受けなかったり、
こだわりを持っているとは気づかないので、
デザインされているとは認識できないかもしれません。
ただ、存在している全てのものは、価値が無いものは存在せず、
必ず付加価値の能力があります。
デザインには2つの意味があります。
それは設計と意匠です。
設計は性能や機能を盛り込むことを検討して、
どういった構成、構造が良いのかを考えるということです。
意匠は工業製品や美術、工芸といったもののいわゆるデザインであり、
配置や形、色や模様などによって付加価値が付きます。
一般ユーザーは外見上が美しかったり機能性が高いと
優れたブランドだと判断し、いいデザインということになります。
しかし、デザイナー側の視点に立つと、
物理的に見えない面やバックボーンにも目を向けているので、
汲み取ってほしい意図がなかなか理解してもらえない場合もあります。
デザイナーとしてはそういった表面には見えてこない部分が
実は非常に大切なものだということを知っていて、
それが考えられているのかいないのかで
全く違うものになってしまいます。
デザインはアートとは違います。
アートは個人の中から出てくるものだと私は思います。
デザインは個人からではなく、
クライアントがあり、発信する相手があり、デザイナーがいて
この三位一体がいいデザインを生み出します。
とりとめもない、個人的なデザイン論になってしまいました。
とにかく、世の中のものを見るときに、
その裏には必ず作った人の意図が隠れているので
そこに想いを馳せる時、あー自分はデザイナーだなと感じるのでした。